俳句のおと

2017.09
大阪梅田で総合印刷会社を経営しております。
俳句を通じてたくさんの方々と交流し,豊かな時間を過ごすためのブログです。
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2010 04.17Saturday
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2009 01.16Friday
お知らせ
しばらくブログを休止します。
新しいテーマでブログを再開したいと思いますので
そのときは,よろしくお願い致します。





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| - | 18:37 | comments(27) | trackbacks(0)
2008 03.11Tuesday
毎日俳壇 前橋市 六本木義人
蕗の薹採り帰れよと老子言ふ  前橋市 六本木義人 08年3月9日
季語は蕗の薹。老子は、作者の恩師か。日頃から親炙する師弟の関係だが、師はすでに老境にあり。ようやく厳しい冬が去り、里の雪も解け久しぶりに先生の居る山里を訪ねた。歳をとると、若いときと違って、師弟といえども年齢差はさほどではなくなってくる。それでも、心のどこかでは、そのけじめを意識し、またそれを維持したいものである。しばしお茶をいただいて、近況を互いに語る。男同士の話はさほど長くはない。辞去しようとすると、老先生が、庭先に顔を出した蕗の薹を土産代わりに摘んで帰れ、と言ったというのである。
 長い付き合いの教え子に、何の土産も持たせられない恩師の、せめてもの気持ちがここににじみ出ている。明日再びは会えないかもしれぬ、という人の世ではあるが、一瞬の心のふれあいが無限のよろこびとなって、心にしみわたってくるのである。
| 今日の一句 | 19:28 | comments(0) | trackbacks(38)
2008 03.11Tuesday
毎日俳壇 前橋市 六本木義人
蕗の薹採り帰れよと老子言ふ  前橋市 六本木義人 08年3月9日
季語は蕗の薹。老子は、作者の恩師か。日頃から親炙する師弟の関係だが、師はすでに老境にあり。ようやく厳しい冬が去り、里の雪も解け久しぶりに先生の居る山里を訪ねた。歳をとると、若いときと違って、師弟といえども年齢差はさほどではなくなってくる。それでも、心のどこかでは、そのけじめを意識し、またそれを維持したいものである。しばしお茶をいただいて、近況を互いに語る。男同士の話はさほど長くはない。辞去しようとすると、老先生が、庭先に顔を出した蕗の薹を土産代わりに摘んで帰れ、と言ったというのである。
 長い付き合いの教え子に、何の土産も持たせられない恩師の、せめてもの気持ちがここににじみ出ている。明日再びは会えないかもしれぬ、という人の世ではあるが、一瞬の心のふれあいが無限のよろこびとなって、心にしみわたってくるのである。
| 今日の一句 | 19:28 | comments(0) | trackbacks(0)
2008 03.10Monday
毎日俳壇08年3月9日
故郷は垣を繕ふ頃ならむ (毎日俳壇)大和市 三宅新作さん
 三宅さんの故郷は、どちらなのだろう。三月早々に生垣の傷んだところを手入れしようとなさるのだから、雪の降る地方とはいえ、存外里に近いところなのでは、と拝察する。今年は、山深いところでは、足元の雪がまだかたまっていて、かわいそうだが今しばらくは雪解けを待たなくては手入れもままならないだろう。
 都会に出てもう何年たったのだろう、ご両親は健在なのだろうか。生活のためとはいえ、生まれ故郷をあとにして、雪のない快適な生活をおくるようになったが、なぜか庭の土の乾くのを待てないように生垣の繕いを手伝った若い日々が無性に恋しくなる、との意か。都会の、わずかな土の上に来た春の気配をみて、心は遠い故郷の庭の傷みをおもい、必然それは父母や兄弟たちの思い出につながる。このあいだまで、仕事仕事にあけくれていたが、ようやく第二の人生をおくるころになって、玄関先の土の香にもこころがおよぶようになったのでは、と拝見。おだやかな日々の長からんことをお祈りする。
| 今日の一句 | 12:49 | comments(0) | trackbacks(0)
2008 02.22Friday
今日の一句〜2月22日〜
湧水を汲んで戻りし冷奴  (杉山幸人)

網野は水が決して恵まれているとはいいがたい。上水源が限られている。そこで、旨い水をとりに、車で、湧水のとれるきりはたの学校跡地の道路わきに出ている水を取りにいくことになる。湧水を冷やして、冷たい水をガラスの容器にいれて、そこに豆腐を浮かべると、豆腐が生き返る。暑い夏の日の食卓は、この冷たい奴豆腐が一番のごちそうになる。
| 今日の一句 | 20:16 | comments(0) | trackbacks(0)
2008 02.02Saturday
今日の一句〜2月2日〜
紫陽花やポストが朝刊銜えをり  (杉山幸人)

銜える、見慣れない漢字だが、庭の紫陽花が美しい季節、新聞が配達されて、ポストに入っている。しかし、小さなポストの口に、新聞が差し込まれている様子を、銜えると観た。ひらかなで表記するのと、どう違うか、自問してみたが、漢字の方が、いかにもがっしりと銜えて放さない風にイメージする。幸人がこの句を詠んで、してやったりとほくそえんでいる、そんな光景が目に浮かぶ。貴方のみるとおり、確かにポストは、その小さな口で、丈の長い新聞を銜(くわ)えて、これからご主人さんに渡すのでしょう。




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| 今日の一句 | 10:31 | comments(0) | trackbacks(0)
2008 01.22Tuesday
今日の一句〜1月22日〜
春水を二つに分けて那智の滝  (杉山幸人)

春先、那智の滝がどんな風に落下しているのか、また二つに分けるのがどんな様子なのか、前に進めない。芭蕉の句、五月雨をあつめてはやし最上川が浮かんできたが。
| 今日の一句 | 17:57 | comments(0) | trackbacks(0)
2008 01.16Wednesday
今日の一句〜1月16日〜
それぞれに灯埋めて雪の村  (杉山幸人)

灯は、ともし火と読めばよいのか。いずれにしても、冬の夕暮れ時、雪に埋もれた家々は、東北秋田のかまくら遊びのように、雪のなかに灯が埋められているように、見える。埋める、と他動詞的な使い方が効果を上げている。

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| 今日の一句 | 10:08 | comments(0) | trackbacks(0)
2008 01.09Wednesday
今日の一句〜1月9日〜
老夫婦(老いふたり)冬日を拾う散歩道  (杉山幸人)

冬日を拾う、日本語の豊かな表現だと思う。俳句は目の前の情景をそのまんま表現しても、写生句として結構かとおもう。その句の奥にある詠み手の心をあらわすには、無限の表現方法があることを証明している。落穂を拾うように、冬の日のあたたかさを求めて散歩する、実感が伝わってくる。幸人の言葉の才能を感じる。こんな句を詠まれると、つぎの句が楽しみになる。
老夫婦の、ごくごく小さな幸せだけれども、生きているという充実感がみなぎっている瞬間を、するどく切り取っていると感じる。


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| 今日の一句 | 18:02 | comments(0) | trackbacks(0)
2007 12.04Tuesday
今日の一句〜12月4日〜
卒寿過ぎ娘の名も忘れ日向ぼこ(義母を見舞って)
  (杉山幸人)

寿命が延び、卒寿を迎える人達もめずらしくはなくなった。ただ、痴呆がともなうと、当人は無論、子供たちもつらい。元気に生きていただいているだけで、というのは容易いが、実際にお世話する皆さんは毎日が戦いになる。でも、この句の主人公にはその種の暗さがみられない。義母を見る幸人の目にも温かさを感じさせる。


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| 今日の一句 | 18:07 | comments(0) | trackbacks(0)